●会場参加●『父滅の刃』出版記念講演会

こちらは【会場参加】専用の申込みページです。



樺沢紫苑、初となる父性と母性、映画、アニメについて大いに語った社会時評。

『父滅の刃 アナ雪、アラジンになぜ男が出てこないのか!? 現代心理分析』(みらいパブリッシング刊)が、
2020年8月1日に発売となります。
 
近年、『アウトプット大全』や『神・時間術』など、
ビジネス書中心に出版活動を行っていましたが、
ついに本格的な「読み物」を出すことが出来ました。
 

実は、2012年11月、本書の前身となる
『父親はどこへ消えたか 映画で語る現代心理分析』(学芸みらい社)を出版しました。

日本、そしてアメリカの映画、アニメを60年以上の歴史を振り返りながら、
「父性」がどのよう描かれてきたのか。
現実社会における「父性」は、どのように変遷してきたのか。
そして、現代の父性とは。
私たちはどのように生きていくのかを模索した、映画分析でありながら、
心理学の本でもあり、壮大な社会時評でもある1冊を世に問いました。

 
3ヶ月を超える執筆期間。
本でとりあげた100本以上の映画とアニメシリーズを全て見直すだけで、250時間以上かかっています。
私は、今まで30冊以上の本を書いていますが、
その中でも最も「時間」と「精神エネルギー」をかけた1冊であることは間違いありません。

また、今まで出版されている全ての私の本の中で、最も樺沢紫苑らしい本であり、
他に類をみない、世界でも唯一無二と言えるくらいマニアックな1冊になったと思います。

 
しかしながら、私には「時代を先取りしすぎる」という悪い癖があり、
2012年という時代において、「父性」というテーマは、今考えると、
時代を先取りしすぎていた。少し、早すぎたテーマであったかもしれません。


時代を先取りすぎるテーマ性と類をみないマニアックな1冊。
さらにまだ樺沢紫苑が作家として無名であったこともあり、
『父親はどこへ消えたか』は全く反響を呼ぶことはなく、増刷もされませんでした(>_<)。
その後、在庫切れになるとと同時に出版停止となり、現在まで長く入手困難となっています。
 
2012年から8年がたち、
私も『アウトプット大全』『インプット大全』(サンクチュアリ出版)、
シリーズ累計70万部のベストセラーを出し、作家としても少しずつ認知されはじめました。

『アウトプット大全』以後にファンになった方から、
「『父親はどこへ消えたか』を読みたいのですが、再販か電子書籍化はしないのですか?」という問い合わせも増えてきました。

さらに、2012年から現在までの8年間で、
「父性」をめぐる状況は、大きく変わってきました。

『父親はどこへ消えたか』では、父性の時代から、
「父性不在」「父性消失」の時代へと切り替わりつつある時期で、
その中で私たちはどうすればいいのかという警鐘を鳴らしました。


しかし、残念ながら「父性不在」はその後も進行し、現在、限りなくゼロに近づいている。
「父性消滅」の危機に瀕しているのです。

 
実際に、「父性消滅」の証拠と言えるのが、「ひきこもり」の増加であり、
将来に夢や希望を見いだすことができない子供たちの増加、
そして最近の映画やアニメにもその傾向は極めて顕著に表れているのです。

 
「父性」というのは、私たちが生きていく上で、
あるいは自分と父親、自分と子供との関係性を考える上で
極めて重要なキーワードであることは間違いありません。

「父性消滅」を目前にした今、「父性」について再考することは絶対に必要である!
と数年前から考えていました。


しかしながら、私の出版予定は数年先まで決まっており、
「父性」をテーマにした新刊を書き下ろすには、最低でも3ヶ月はかかるでしようから、
時間的にも精神エネルギー的にも難しい状況にありました。
 
そんな矢先、『父親はどこへ消えたか』の編集者である城村典子さんより、
「『父親はどこへ消えたか』に、最近の映画の分析を増補して再販しませんか?」という提案をいただきました。


正に渡りに船。いつか「父性」をテーマにした新刊を書きたいとは思っていましたが、
「増補」というアイデアは考えてもみませんでした。

数章の増補であれば、しっかり集中すれば短期間で書けます。
また最近はどっぷりまっている『鬼滅の刃』や『ゴールデン・カムイ』の論考も
古くならないうちに世に出したいという気持ちがあり、
全てのタイミングが一致して、2020年という出版タイミングとなったのです。

 
ということで、『父滅の刃』は、既刊の『父親はどこへ消えたか』に、
『鬼滅の刃』『君の名は』『天気の子』『万引き家族』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ジョーカー』『アナと雪の女王』『アラジン』など、
2012年から2020年までの主要な映画、アニメを網羅して語っています。

なんと増補は、約100ページにおよび、本書『父滅の刃』は405ページの大作となりました。
 

なお本書のタイトル『父滅の刃』。
アニメ『鬼滅の刃』に父性消滅への対処法が描かれていることから、
「父性消滅に抗する刃」という意味で『父滅の刃』とネーミングしました。

 
今回、『父滅の刃』の出版を記念し、出版イベントを開催します。
本の内容を深めるだけではなく、樺沢の映画、アニメへのこだわりをたっぷり語り尽くす、
コロナ不安を吹き飛ばす、夏休みらしい、楽しいイベントにしたいと思います!

 

【『父滅の刃』目次】
はじめに―「父親」はどこへ消えた?

第1章 海賊の心理学
第1節 海賊漫画とピーター・パンの意外な関係
第2節 ルークよりもハン・ソロがもてる理由
第3節 坂本龍馬は海賊だった!?
第4節 「絶対にヒットしない海賊映画」が大ヒットした理由は?

第2章 父性とは何か? 「父親殺し」の心理学
第1節 父性とは何か?
第2節 「父親殺し」の例1 『スター・ウォーズ』の「父親探し」と「父親殺し」
第3節 「父親殺し」の例2 『ゲド戦記』~宮崎吾朗は父親を殺したのか!
第4節 「父親殺し」の例3 『ベオウルフ』~父親殺しの歴史は古い
第5節 「父親殺し」の例4 親子戦争としての『宇宙戦争』
第6節 「父親殺し」の例5 『トロン・レガシー』と和解型父親殺し

第3章 父性の年代記 アメリカ編
第1節 当たり前の父性
第2節 父性の敗北
第3節 父性の継承
第4節 父性の探索 「父親探し」ブームのスタート
第5節 瀬戸際の父性~『クレイマー、クレイマー』
第6節 父性の喪失

第4章 父性の年代記 日本編
第1節 頑固親父がいた時代
第2節 母性アニメとしての『機動戦士ガンダム』
第3節 父性アニメとしての『エヴァンゲリオン』
第4節 日本における父性喪失の原因は? 『サマーウォーズ』
第5節 『崖の上のポニョ』とウロボロス
第6節 母性から父性への潮流の変化

第5章 各論 「父性」をめぐるいくつかの論点
第1節 父性は自分の中にある
第2節 食卓と家族
第3節 娘の父親探し 『オペラ座の怪人』
第4節 シングルマザーと父性の問題

第6章 父性回復の処方箋
処方箋1 父親との和解で自分が「父親」になる
処方箋2 自己成長で「父親」の問題を超える
処方箋3 子供と対峙して「父性」をとりもどす
処方箋4 メンターからのメッセージを受け取る
処方箋5 職場における「父性」的存在となる

第7章 「父性不在」から「父性消滅」へ
第1節 「父性消滅」とその後の主人公争奪戦
第2節 『アベンジャーズ/エンドゲーム』は何を終わらせた? 
第3節 「父親探し」の変節『ジョーカー』『アド・アストラ』
第4節 娘による父親探し

第8章 「父性消滅」から「男性不要」へ ディズニーの暴走
第1節 アニメ界における金字塔『アナと雪の女王』 

第9章 日本の映画とアニメから考える、父性消滅時代の対処法
第1節 新海監督の作品に父親が登場しない理由
第2節 父親になるのは難しい 〜是枝監督と『万引き家族』
第3節 『鬼滅の刃』 父性消滅に抗する刃


さいごに
 

【タイトル】
●会場参加●『父滅の刃』出版記念講演会

 
【主な内容】
#今、精神科医・樺沢紫苑が「父性」について問う意味とは?
#父性とは何か? 母性とは?
#父性不在によって何が起きる?
#「父性」という切り口で、映画史、アニメ史を総ざらいする
#『鬼滅の刃』について大いに語る
#自己成長につながる映画の見方
#深める映画、アニメの見方
#樺沢紫苑、マイベスト映画について語る
#映画×アウトプット=最強

【日時】
2020年8月2日(日)13時40分~16時15分
(開場13時15分より)
 
【会場】
渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
http://www.shibu-cul.jp/access
[アクセス]JR渋谷駅から徒歩5分
[住所]東京都渋谷区桜丘町23-21

【定員】300人

【参加費】 3,000円 (※新刊付き)

【特典】
(1)新刊『父滅の刃 アナ雪、アラジンになぜ男が出てこないのか!? 現代心理分析』(みらいパブリッシング刊)をプレゼント!
(2)今回のイベント限定! スペシャル・グッズ 『父滅の刃』特製ステッカー

  →昨今の事情を鑑みて、「トートバック」に変更いたしました。
  A4が入るサイズなので、お買い物にも、通勤通学のお供にも!
 


【注意事項】
(1)「指定席」となります。申し込みの早い順に前の方の席をお取りします。
申し込みが遅い場合は、「2階席」になる可能性もありますので、早めのお申し込みをお願いします。

期限内にお支払いのない場合は、申込順にかかわらず、後方のお席になる場合がございますので予めご了承ください。
 
(2)コロナウィルス対策として、600名の会場を、一席ずつあけて、定員300人で開催します。

(3)イベント開催は、政府と東京都のイベント開催指針に従って実施されます。
コロナウィルスの感染が再度広がり、自粛要請が出た場合など、「会場」での開催ができなくなる場合があります。
その場合は、「オンライン開催」(同時配信)に切り替え、新刊は郵送させていただくことになります。
万が一の可能性でありますが、その場合は、ご了承ください。

(4)入金後のキャンセル、返金はできません。

(5)今までの出版記念イベントでは、当日来場出来なかった場合は「動画参加」への振り替えを行っていましたが、
今回、定員数が非常に少ないため、入金後のキャンセルは不可。
「動画参加」への振り替えも行いません。
必ず「会場参加」できる方のみ、お申し込みください。

(6)お申込いただいた方には
「精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ」にて、引き続き情報をお送りします。 

 

<メールの受信につきまして>
申込時に登録いただいたメールアドレスへ
send@event-form.jp」からのご案内のメールが届きます。
send@event-form.jp」のメールが受信できるよう、メールフィルター等の設定をお願いします。

申込数 / 定員 受付期間外
申込期間 2020/7/30(木) 23:59 まで
開催日時
開催地

渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール

〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23-21 GoogleMapで見る

主催情報

主催者 樺沢紫苑事務局
問合せ先 樺沢紫苑事務局へ問い合わせする

申し込みフォーム

受付期間中ではありません。

申込数 / 定員
受付期間外
申込期間
2020/7/30(木) 23:59 まで
開催日時
開催地名
渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
開催地住所
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23-21
主催者
樺沢紫苑事務局
問合せ先
樺沢紫苑事務局へ問い合わせする
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